- マイプロテイン付属の計量スプーンで何グラム量れるのか知っておきたい
プロテインを購入すると、まず間違いなく1袋に1つ入っているのが計量スプーンです。
人によって適量は違うのでしょうが、大体25gが1食分の目安だということで……。
このページを書いた当時はマイプロテインも1食の目安が25gでしたが、いつの間にか1食30gになっていました。……ん? 成分表はそこまで変わってなくない?
まあ、「1回で目安の量がすくえるんだろうな」と勝手に思い込んで使っていました。
持った感じもそのくらいかなぁと……。
ところが、あるときふっと気付いたのです。
「あれ? これ大きくない?」
って。
なので、今回あらためてちゃんと量ってみました。
そしたら、本当に大きかったのです!
そもそもマイプロテインとは?
マイプロテインは、イギリスの上場企業であるハットグループが販売元です。
とにかく安くてフレーバーの種類が豊富ということもあり、70か国以上で展開されています。
公式サイトが日本語での対応をしていることもあって、いわゆる「トレーニー」の方たちにはかなり知られているプロテインです。
むしろ知らないほうがおかしい、みたいな扱いをされていることもありますね。
日本で購入する場合は、公式サイトからの通販が一般的。
というか、公式サイトで買うのがたぶん一番安く買えます。
なにせ、ほぼ1年中割引セールやってますからね。
むしろセールって何だっけ? のレベルです。
コードを入力すると安くなるのですが、30%オフとかはいつものこと。
年末年始やぞろ目の日を狙うと、50%OFFで買えることもあります。
ただ、安いだけに、トラブルも結構あるみたいです。
記憶に新しいものでは、プロテインバーの異物混入騒動でしょうか。
マイプロテインの有名なトラブルについては、ページのずっと下のほうに置いておきます。
興味のある方だけどうぞ。
【量ってみた】計量スプーンの1スクープは何gか?
プロテインのすくい方って、地味に個人差がありますよね。
調味料みたいに軽くすくってから、摺り切りにする人。
特に気にせず、なんとなく1杯で済ます人。
袋に押し付けて、ギュギュっと詰め込むように1杯にする人。
山盛りですけど何か? という人。
山盛りはまあ、gどころの話ではないですが、ほかはちょっと気になるところです。
なので、実際のg数を量ってみました。
とりあえず、マイプロテインに付属していた計量スプーンの重量から。
8gです! まあ、いらない気もしますが念のため。
この計量スプーンは、メモリが最大で70ccまで付いています。
色味がだいぶ見づらいですが、液体調味料を計るときにちょっとだけ便利です。
愛用の計量カップが100均のものなので、小さいのも大きいのもメモリが大雑把なのですよね。
普段はそれで特に困らないのですが、これがあるとそこそこ使えます。
まず、なんとなく1杯で量ると、このくらいです。
ちなみに、インパクトホエイプロテイン・チョコレートスムーズ味で量りました。
スッと取って、30gほど。
摺り切りにすると、31gになることもありました。
って、25gじゃないんかーい!
公式サイトでも1食当たり25gの計算で、成分表出してるのに!
パッケージの裏にだって、25g当たりで書いているのに!
いつの間にか1食30gになってたんですが、これもある意味ステルス値上げ?
次に、袋にギュッと押し付ける感じで、わりとみっしり詰めるとこのくらい。
約34g。結構増えてますね。
というか、多くないですか。
で、基準となっているはずの、25gはというと……。
このくらいです。
平らに均してみると、大体60ccのライン辺り。
何故に。
袋からすくった感じは、このくらいの見た目で25gになります。
なんというか、「誤差なんて気にしないぜ!」って人はともかく、それなりに気にする人には結構な違いがあることが分かりました。
10gて。
というか、10g違うとそこそこカロリーも上がるのですが。
フレーバーにもよりますが、プロテイン25gにつきたんぱく質の含有量が20g弱だったはず。
そして、カロリーは大体100kcal前後。
計量とか計算がめんどくさいから、もういっそ、30gで成分表示してくれればいいのに。
って言ってたら本当に30gが基準になりましたね。
つまり、軽く摺り切り1杯取れば、1食分です。
量りやすくはなってるのですが、何だろう、微妙に腹立つ。
【おまけ】フレーバーの選び方・飲んだことがある味の感想
マイプロテインは非常に味の種類が多いのも「売り」のひとつですよね。
安いので大袋でまとめ買いした方が値段的にはお得ですが、おいしくなければ飲み切るまで結構な苦痛を味わう羽目になります。
飲み続けていればある程度は味に慣れるとはいえ、ちょっとテンションが下がるのは事実なので、いきなり5kgとかは買わないほうがいいですよ。
公式の売り上げランキングとか味比べレビューは、あくまで参考程度に。
レビュワーの味覚と自分の味覚が違うことも結構あるので、「おいしいよ!」という感想をあてにすると後悔するかもしれません。
最初は高くついても、一番小量な250gで確かめるのがおすすめです。
せっかくなので、私が飲んだことのあるフレーバーの感想も載せておきます。
なお、基本的に甘さが強いのが共通の特徴と言えば特徴です。
チョコレートスムーズ
わりとあっさりしてクセが少なく、飲みやすい味でした。
イメージとしては、チョコ少なめ(笑)のチョコウェハースみたいな。
牛乳で溶かすと、より「チョコ風味のウェハース」感が強くなりますね。
チョコレート味全般が好きなこともあって、今のところ一番お気に入りのフレーバーです。
チョコレートブラウニー
チョコレートスムーズとは反対に、濃いめ目の味です。
もともとチョコレートブラウニー自体が粉系の焼き菓子なので、多少のもったり感とか、うっかり溶け残ったときの粉っぽさもあまり気になりませんでした。
味も甘さも結構しっかりしているので、牛乳で溶かすとしつこいと感じる人もいるかもしれません。
おやつ替わりに飲んでも結構な満足感があるので、チョコレート菓子が好きな人におすすめです。
ミルクティー
ティーが薄めのミルクティー。
ちょっと甘めですがスッキリとして飲みやすく、プロテインっぽさはあまり感じません。
牛乳で溶かすと、ちょっとロイヤルミルクティーっぽくなります。
ただし、どうあがいてもティーは薄め。
ちゃんとミルクティーの味がするので、ミルクティー系のお菓子が好きならおいしくいただけます。
ナチュラルストロベリー
クリーム系ほど甘くない。
ただし酸味はほとんど感じません。
常温のストロベリーシェイク(甘さ控えめ)っぽいかな?
甘い味のイチゴ好きの人にはおすすめできます。
牛乳で溶かすとイチゴミルクっぽくなるので、わりと好きな味です。
ティラミス
香りはすごくティラミスです。
味はクリームにちょっぴりチョコっぽい感じ。
不味くはないけど、ティラミスではないかなぁ。
何と言うか、コーヒーの香りがするのに味がコーヒーっぽくないので、ちぐはぐ感があります。
甘みのみで苦さとかは全くないので、コーヒーの香りは好きだけど苦いのが嫌いな人には好まれそうな味です。
ナチュラルチョコレート
チョコレートスムーズよりちょっとしつこい感じ。
あと、プロテイン特有?の臭みというか風味が残っているので、慣れるまで時間がかかりました。
お菓子のチョコレート味をイメージすると、かなり違和感があります。
まずくはないけど、おいしいかと言われると微妙。
ナチュラルとは?ってなる味でした。
ブルーベリーチーズケーキ
ベリー系の何かとクリームの味であって、ブルーベリーチーズケーキではないです。
少なくとも、私の知っているブルーベリーでもチーズケーキでもありませんでした。
ただ、イギリスというかヨーロッパのブルーベリーチーズケーキを食べたことがないので、これが正解である可能性はあります。
甘みが強く、酸味やチーズの風味はほとんど感じません。
あっっまい味が好きな人は好きなんじゃないかな。
クッキー&クリーム
甘い。
ひたすらクリームが前面に来ます。
クッキー感はほとんどありません。
生クリームや、溶けたソフトクリームが大好きな人にはおすすめの味です。
オレオ的なおいしさを期待すると、がっかりします。
抹茶
草。
としか。
ネット用語の草ではなく、植物的な「草」です。
日本のお菓子メーカーや飲料メーカーが作る抹茶味のおいしさを期待してはいけません。
甘さは控えめなので、すごく「草」っぽさが際立って感じました。
むしろ、これにこそ甘さを足すべきなのでは……?
マイプロテインの有名なトラブル2つ
せっかく(?)なので、マイプロテインのトラブルとして有名なものを2個載せておきます。
【マイプロテインのトラブル1】プロテインバーの異物混入騒動!
問題となったのは、マイプロテインが販売していたプロテインバーの、「カーボクラッシャー」です。
カーボクラッシャーは、低カロリー・低糖質で必須ビタミンとミネラルも配合。
1本60gでたんぱく質が21g取れ食物繊維も入っているとあって、おやつ替わりや置き換え用にわりと高評価だったみたいですね。
ただし、その分お値段も上がるので、コスパ的は微妙という意見もありました。
なお、2022年7月の時点ではすでに「カーボクラッシャー」は廃番となっています。
現在も「レイヤード プロテイン バー」や「Impact プロテイン バー」が販売されていますが、ちょいちょいリニューアルされるので、いつまであるかちょっと不安です。
バー以外にはウェハースとかもあり、どれも人気のようですよ。
異物混入が話題に上がったきっかけは、購入者が2020年9月11日にツイッターによって報告されたことです。
混入していた異物は、なんと「大量の虫」。
虫。しかも、生きたまま。
該当のツイートはこちら。開封中の動画も投稿されているので、見たい人だけどうぞ。
問題が発覚した当初は、公式側の説明や謝罪が雑だったこともあり、あちこちで炎上しました。
その内容が、「輸送中に発生した事故」だということと「食べても人体に害はない」ということ、あと「うちの工場には何の問題もありませんよ」言う弁明だったためと思われます。
謝罪文がどこにあるか分かりにくかったこと、公式ツイッターではリプライを制限していたことも影響していたようです。
まあ、日本人の感覚とすると、「違う、そこじゃない」となる人が多かったのでしょう。
私も最初に知った時はだいぶ引きましたし。
ただ、この件に関しては、こちらのツイートを読んで「なるほど」と思ったのも事実です。
ざっくりまとめると、日本と海外の違いってこんな感じなのかな、と。
もちろん、問題の内容によってはキッチリと調査などもするのでしょうが、「虫は気持ち悪いけど、食べなきゃOK」が根底にある感じですね。
よく考えたら、日本だってちょっと前まで「お餅やパンの青カビは削ればOK」がわりとまかり通っていたわけですし。
今でも地方や好みによっては普通に虫、食べてますしね。
ちなみに、私は虫が嫌いなので可能な限り昆虫食は避ける所存です。
もっとも、今回の問題はどう考えても「食用ではない虫」が「居てはならないところ」に「うじゃうじゃ」いたのが一番駄目だったんでしょうけど。
なお、後の調査によると、混入していた虫は「コナダニ」と「チャタテムシ」だとか。
混入の原因は、包装に不具合があったことと、輸送中の高温が重なった事故とのことです。
イギリスでの製造後、保管場所のシンガポールへ輸送中に虫がパッケージ内に侵入。
倉庫内で増殖したのではないか、と発表されています。
公式サイトの「カーボクラッシャーに関するご報告」ページはこちら。
今後の対策としては、以下のような方向で行くとのことでした。
- 外部から無視などが侵入しないように、包装素材や方法を見直す
- 関連会社全体で評価の見直しと監査を続行する
- カーボクラッシャー製品を輸送・保管するときは、必ず冷蔵する
- シンガポールにある提携会社が厳しい管理基準を満たせるように指導する
とりあえず今のところこの手の問題で認定されたのは「カーボクラッシャー」のみです。
その「カーボクラッシャー」も廃番ですし、さすがに同じことは繰り返さないはず。
【マイプロテインのトラブル2】包装の雑さ及び破損
こっちも結構有名なトラブルですよね。
パッケージが破れて中身がこぼれていた、っていうのはわりとよく聞く話です。
私も実際に購入したプロテインの袋が破れていたり、袋のとじ方がなんか雑だったりしました。
そのときのやり取りについてはこちらをどうぞ。
日本の企業ではなかなか見ない対応だったので、一種のカルチャーショックを受けました。
なんというか、「え、それでいいの?」っていう感じです。
「もし嘘だったらどうするの?」とか、「詐欺とかに合わないの?」ってちょっと心配に。
「ちゃんと確かめなくていいの?」と思ったのですが、企業規模とか考えるに「袋が破れてた」とか一々細かく対応していたらコスパが悪すぎるのかな、と納得? しました。
あと、嘘を繰り返せばさすがに対策取られるだろうし、詐欺の対象になるほどの金額でもないですし。
日本国内と違って輸送中の気圧がどうとか運搬する人の扱いがどうとかって、全部一律で抱えられるものでもないでしょうから。
ダンボール箱のヨレ具合とテープの破れ具合とかからも、なんとなく分かります。
国、違いますものね。
常識だって違いますよね。
基準だって違いますよね。
中身さえ無事なら外側が汚れていようが歪んでいようが、さして問題ではないということなのでしょう。
日本の過剰ともいえる個包装に慣れ親しんでいるとものすごく雑に感じますが、きっとこれが世界水準。
なはず。
そうでなければ、いくら格安でもここまで世界中で支持されることはないはずです。
多分。
破れていた時とは別に注文した際にも、袋がザラっとしたので拭いてみたら見事に雑巾が真っ黒になったことにもビックリしましたが。
まあ、袋ですし。
ちなみに、その袋のとじ方が雑な例はこちらです。
凄くないですか?
日本じゃ滅多に見ないレベルの斜めっぷりですよ!
口自体は閉まってますが、ジッパーが閉まり切ってない。
でも密封はされてる。
同時に届いたもう1袋は、ギッチリ真空状態は保ちつつジッパーが全開状態で粉が上まで詰まってした。
まあ、これくらいなら慎重に開ければ何とかなる範囲なので、袋の外側を綺麗に拭いてからしまいましたが。
開けるときに、上からちょっとだけハサミを入れて、そーっと空気を取り込ませてからトントン叩いて粉を下に落とせばOKです。
なお、雑に開けると、粉が飛び散って大惨事。
うん、ちょっと手間がかかるだけです。
1kg当たりのコスパを考えれば、これは大したことではありません。
コレクターアイテムでない以上、包装や輸送に細かくこだわられて単価が上がるより、外側が雑でも中身がちゃんとしているなら文句はないのですよ。
……中身さえちゃんとしていれば。
まとめ
マイプロテインに付属する計量スプーンで、さっくり量ると大体1すくいが約30gという結果に。
以前は1食分が25gだったのにいつの間にか30gになったのは、「量りにくい」とかクレームでも行ったんですかね。
25gのつもりで飲んでいると、チリが積もって結構な差になりそうです。
個人輸入品とあっていろいろとトラブルも散見されますが、値段と比較して妥協できると判断するならわりとおすすめのプロテインです。
基本的にあちらの常識や感覚が基準になっているので、日本式にこだわらなければまあ「こんなものかな」で納得できますし。
ただ、味もあちら基準なので基本甘いです。
ベリー系やチーズ系も、酸味や風味はあまり期待しないほうがいいかと。
お気に入りの味を見つけるまでは、少量ずつ試してみることをおすすめします。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!