今回解説するのは
サーモンランにおける「ナイス」の活用方法です。
したくないなら、しなくてもOK。
時折り「自己流マナー」を主張する人もいますが、ゲーム内でナイスを押す義務なんてありません。
それが、スプラ3における「ナイス」です。
しかし、「ナイス」には味方とコミュニケーションツールとしての側面があります。
使いどきが難しいよね。
ないならないでいいけれど、やっておくとちょっとだけ意思疎通が図りやすくなるかもしれません。
ベストなタイミングで「ナイス」しておけば、味方のやる気がアップするかも?
- ナイスの使い時が分からない
- 味方のナイスにどんな意味があるか知りたい
- ナイスしたらどうなるか知りたい
WAVEが始まったとき
WAVE開始直後
WAVE開始と同時に「ナイス!」するイカを見たことがある人も多いでしょう。
……まだ何もしてないし。
まあ「がんばろー」とか「よろしく」みたいなものよ。
あれは挨拶であると同時に一種の確認です。
味方が自分と同じ攻略法を知っているか、あるいはどのくらい仲間意識があるかを見るのに「ナイス」を使う人もいます。
ようは、「ナイス!」を送って「ナイス!」が返ってこない場合、得ている情報やプレイスタイルが異なる可能性が高いということです。
ボイチャのつながってない野良プレイでは、味方との連携や譲り合いがカギとなります。
どの程度の相性が合うかは実際にプレイしてみないと分かりません。
しかし、「ナイス」や「カモン」「ヘルプ」の使い方が共通していれば、連携しやすいと感じる人が多いのも事実です。
あとまあ、プレイヤーの一部には「開幕後のナイスはマナーだ」と考える人もいますので。
私としては「そんなん押してるヒマがあったら壁や床塗っとけ派」なのですが、一瞬のことですし別に減るものでもありませんしね。
こちらが意地を張り「ナイス」を惜しんでやる気をなくされるより、とりあえず「ナイス」で気持ちよく働いてくれたほうがクリアできる可能性が高まります。
開幕後の「ナイス」が一斉じゃなくてちらほら出るのは、だいたいおつき合い「ナイス」です。
毎WAVEはさすがに面倒だけどね!
まあ、余裕があるときは返しておくといいんじゃない?
- 誰かが「ナイス」をしたら、ついでに押しておく感じでOK!
-
こんな風になるかも?
- 今回の味方はどんなかな? 「ナイス!」おっ、気が合いそうだねこっちもナイス!
- よっしゃカベ塗「ナイス!」ろう……あ~、うんナイスナイス。
満潮・干潮WAVE
満潮に気づいておらず、味方が「カモン!」してくれたおかげで溺れずに済んだとき。
あるいは干潮に気づいておらず、味方が「カモン!」してくれたおかげで置いてきぼりにならなかったとき。
そんなときは「ナイス!」でお礼をしておきましょう。
たまにあるよね。
普段は気づけるんだけど、たまにうっかりすることはあるものね。
これは比較的正しいナイスの使い方に当たるかもしれません。
- うっかりミスのフォローに「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- ここの、ここのカベを塗っておかないと後で大「カモン!」変……あっぶな! 溺れるとこだった~「ナイス!」
- ここのウラ塗っとくと、いざというと「カモン!」きに……って干潮じゃん! 「ナイス!」
特殊な状況
特殊な状況の開始直後にも「ナイス!」を使える場面があります。
それは、ラッシュ(ヒカリバエ)やグリルなどの攻略情報が複数ある場合。
例えばアラマキ砦では「高台派」と「コンテナ横派」がありますが、誰がどちらを支持しているかは分かりませんよね。
そんなとき誰かが率先して「カモン!」をしてくれると、「今回はこっちね!」と理解できた味方が集結しやすくなります。
意見が分裂して「カモン!」の応酬になるケースも珍しくありませんが、早々に集結できたなら「ナイス!」を送ってもいいんじゃないでしょうか。
ラッシュなんかはバラバラだと速攻で全滅するもんね!
早めに態勢を整えられれば、クリアできる可能性が高くなりますよ。
- 意見が一致したときの「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- えっと、今回はどっちで迎撃す「カモ~ン!」る……おお、みんなそろってるね。ナイス!
進行状況に合わせて
味方が引き寄せてくれた
モグラやテッパン、ダイバーなどをコンテナ脇にしっかりとおびき寄せてから倒してくれたときは「ナイス!」の送りどきです。
サーモンランの中級者帯では、オオモノシャケの引き寄せが重要となります。
オオモノシャケを順調に処理していて、味方も大してデスしていないのに時間切れになった経験はないでしょうか。
初級者帯ならオオモノシャケの出現直後に海辺で倒してしまっても、金イクラの納品は間に合っていました。
しかし、シャケの数が増えてインクの消費量が増える中級者帯になると、マップの端っこから投げているのでは間に合わなくなるケースが珍しくありません。
たまに勘違いしているイカがいますが、サーモンランの目的は「金イクラを大量に納品すること」ではなく、「納品数を満たしたうえで生き残ること」です。
ノルマさえクリアしておけば、後は遠くまで取りに行かなくていいもんね!
タワーやテッキュウを倒した後に、金イクラを放って即戻りできれば生存率が上がります。
プレイ動画などでは全然引き寄せなくてもクリアできている例もあります。
ただ、その大半は「引き寄せなくても余るぐらい金イクラが出る」上級者帯です。
後は単に湧きがよかっただけ。
「分かっている」イカちゃんには、「ナイス!」を送ってみてはいかがでしょうか。
- 引き寄せられるシャケを引き寄せてるイカに「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- テッパンのタゲ取れなかったか~……。あ、あのイカ引き寄せてるから、これで3つゲットだね「ナイス!」
しっかりと役割を分担してくれた
サーモンランのブキには、シャケ処理の向き不向きがあります。
例えばチャージャー系はバクダンを遠くから一発撃破できますが、コジャケにたかられるとアウト。
反対にコジャケを手軽に処理できる短射程系は、地面からだとバクダンに届きません。
しかし、たまにいるのです。
ザコシャケに追われる4Kリッターの隣で、必死にジャンプしながらバクダンを倒そうとするわかばシューターやバケツ。
1ターンで倒し切れないので、どんどん広がるシャケのインク。
違う。そうじゃない。
頑張れば、頑張れば届くから!
お前がコジャケを処理すれば、リッターがサクッと倒してくれるのよ!
ここで短射程持ちが長射程持ちに気づいて足元を処理してやれば、一気に打開できるケースの何と多いことか。
まあ、それができないから中級者帯にいるのですが。
- ゲーム性を理解できてるイカに「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- リッターの人! ザコはこっちでやるからお願い! ……おお、1発で仕留めてくれたね。「ナイス!」
- ちょ、コジャケ!コジャケが!! ……あ、コジャケ処理してくれるの? OK、バクダンは任せて!「ナイス!」
味方の海岸処理のおかげで生き残れた
「できるだけ海岸に行かない」「海岸に長居しない」はサーモンランの鉄則です。
特に12月のChill Seasonから追加されたドン・ブラコでは、一旦下りるとデス率が大幅に上がります。
可能な限りコンテナ付近で何とかしたいものですが、タワー・カタパッド・テッキュウが出現したらそうも言ってはいられません。
早々に倒したいのは山々ですが、WAVE中盤以降ともなればブキによっては向かうことすら無謀です。
行かなきゃ全滅する未来が見えているのに、どうにもできない。
そんなとき、有効なスペシャルを思い出してくれる味方や勇気をもって敢然と立ち向かってくれる味方ほど、ありがたいものはないでしょう。
くらえ! メガホンレーザー!
おおおお! よくやった!
手持ちがソイチューバ―・サメライドなどで、カタパッドに延々と湧かれたときの無力感はひどい。
- 全滅を回避してくれた味方に「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- タワー2体+カタパッド2体+テッキュウとか無理! って、ジェットパックで処理してくれた! 「ナイス!」
救助を成功させてくれた
できるだけ避けようとは思っていても、デスするときはデスします。
デスすると味方の負担が増えてクリア率が下がるので、できるだけ早く復活したいところ。
ただ問題なのは、デスした場所によっては味方が駆けつけられないことです。
周囲にシャケが溢れていたり海を挟んでいたりすれば、短射程のインクはまず届きません。
そんなとき、目の前にコロンと転がるボム。あるいはドスンと落ちてくるホップソナー。
ベストタイミングだと思ったら「ナイス!」を押しておくと、その味方は今後どこかで再びチームになったとき、救助の腕が上達しているかもしれません。
そっちは行けないから、これで頑張って!
よっしゃ復活後の無敵時間で何とか切り抜ける!
- 助けてくれたお礼として「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- 起きてる味方どこ!? って、ジェットパックのインク弾だ! 助かる、ありがとう! 「ナイス!」
ノルマが達成できた
テンポよく納品が進めば、WAVE中盤にもノルマを達成できるケースは珍しくありません。
納品数が足りているなら、後は危険を冒してまで金イクラを集めなくて済みます。
金イクラを求めてシャケの群れに突っ込む必要がなくなり、イクラ投げで逃げるためのインクを消費しなくてよくなるのです。
なので「終わったよ!」の意味を込めて「ナイス!」による合図を送るのも、意思疎通を図る1つの手。
中にはそれでも必死に運ぶイカもいますが、背中に金イクラを背負ったままひたすらシャケ狩りに専念してくれるイカもいます。
1人のデスが全滅を招き、ランクダウンにつながるのがサーモンランです。
無理して納品数を伸ばすより、生存を優先したほうがクリア率が上がります。
やったー、ノルマ終わったー!
後は生き残ることに全力を尽くしましょ。
ビッグランだと、納品数によってもらえるオキモノが変わるため無理するイカが多いですが、通常WAVEなら納品数はそこまでこだわる必要がありません。
- 方針転換の合図に「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- ここからこの金イクラ全部持っ「ナイス!」……あ、終わりました? じゃあ、1個だけ持ってとっとと戻ります。
WAVEが終わったとき
最後の1個を誰かが入れてくれた
サーモンランは、決められた数の金イクラを納品するゲームです。
どれだけシャケを倒そうが1回もデスしなかろうが、納品数が足りなければクリアとはなりません。
必死にコンテナへ向かうも最後の1個が足りず、涙を呑んだプレイヤーも多いでしょう。
「もうだめだ」と思ったとき、タイムリミット直前で「ポンッ」という音が聞こえたときの安堵感。
そして喜び。
最後まであきらめず、ギリギリまで粘って勝利を掴んでくれたどこかの誰かに「ナイス!」を送りましょう。
最後の1個ありがとう!
マジでありがとう!
- あきらめなかったイカちゃんに「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- 1個! この1個さえ入れられれば勝てるの「ポンッ」に! ……1個ぉお!? 誰か分からないけど「ナイス!」
「あと1人」が生き延びてくれた
納品数は間に合っているけれど、ゼンメツの危機。
焦るあまり、無理に味方を起こそうとして本当にゼンメツしてしまう。
ラッシュ(ヒカリバエ)やグリルでよくある光景ですが、通常WAVEでもちょくちょく陥ります。
ところが、たまにいるのです。
「あと1人」になった瞬間、全速力で逃げ去るイカちゃんが。
一見ただパニックになって味方を見捨てているだけにも見えますが、条件次第では非常に有効な手段です。
その条件とは「納品数が足りている」「残り時間を逃げ切れる」こと。
立ち位置や湧いてるシャケの種類にもよりますが、大体残り10秒以下なら下手に味方を起こそうとするよりも、遠くへ逃げたほうが生き残れます。
死・に・た・く・な・い!!!
おう! 生きろ!
後、うっかり3人まとめてデスして、残り1人が遠くの岸辺で生き残ってくれた場合も「ナイス!」の送りどきですよね。
-
こんな風になるかも?
- 後、後5秒でランクアップできるのに! 起こして! ってどっか行ったー!? あ、生き延びてくれてる! 「ナイス!」
バイトが無事に終わった
つつがなく終わった場合もピンチの連続だった場合も、最終WAVEをクリアできれば20ポイントゲットです。
バイトが何とか終わったことを祝して、最後に「ナイス!」を送りましょう。
おつかれー!
おつかれー!
- お互いの健闘を称えて「ナイス!」
-
こんな風になるかも?
- ところどころやらかした気もするけど、フォローしてもらえて助かったー! みんなありがとう! 「ナイス!」
- すっごいデスしてるイカいたけど、まあ何とか終わった! とりあえず「ナイス!」
おわりに
サーモンラン:ナイスの心得|やって困るもんじゃない を紹介しました。
「ナイス!」がなくても、バイトはクリアできます。
しかし「よろしく」や「ありがとう」の代わりに使うプレイヤーも珍しくありません。
せっかく搭載されている機能なのですから、挨拶には挨拶を、またフォローや救助のお礼として、あるいは上手なプレイへの称賛として活用してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら「ナイス!」に気分をよくしたプレイヤーがちょっとだけやる気を増し、より集中してプレイしてくれるかもしれません。
それでは、ここまでお読みいただきありありがとうございました。