今回解説するのは
サーモンランにおける「カモン」の活用方法です。
サーモンラン初心者~中級者に多いのが、オオモノはしっかりと倒しているのに、納品数が足りな過ぎて時間切れ。
または黙々と作業しすぎて知らぬ間にピンチ! からの一瞬で全滅です。
サーモンランでは、味方とどれだけ連携できるかがクリアのカギを握ります。
特にお互いの意思疎通ができない野良でランクアップを目指すのであれば、「カモン」と「ヘルプ」の活用は必須です。
そんなこと言われても、どのタイミングで「カモン」すればいいか分からないよ!
ただやみくもに「カモン」しても来てくれないし、下手したらオオカミ少年みたいになっちゃうのが悩みどころですよね。
「カモン!」を上手に利用して、バイトクリアを目指しましょう!
- カモンするタイミングが分からない
- 味方と意思疎通できるカモンの使い方を知りたい
- 味方がカモンしている意味を知りたい
海岸線の味方に戻ってほしいとき
しばしば見かけるのが、WAVEが始まると全速力で海岸線に特攻する味方です。
もちろんテッキュウやタワー、カタパッドなどが出現した場合は、速攻で倒す必要があります。
しかしその他のモグラやテッパンなど、引き寄せられるシャケもすべて海岸線で倒してしまうイカのなんと多いことか。
とっとと倒して早めに金イクラ6個納めよう!
それを全部運ぶより、寄せて倒してから納品したほうが早いのよ。
近距離攻撃系のオオモノシャケは、一番近くにいるイカをターゲットにします。
そのため、海岸線の金イクラにこだわってとどまり続けると、いつまでも端っこで戦い続けることになり結局納品不足に陥りやすいのです。
なので、味方が突撃して行ったら「カモン!」で帰還を促してみましょう。
1人でも気づいて戻ってきてくれれば、コンテナ付近まで戦線が上がってくるかもしれません。
ただ、湧き方によっては納品できないレベルでコンテナ付近にシャケが溢れ返ることもあります。
ブキとの相性もあるので、ケースバイケースでの対応が必要です。
- 突撃する味方に「カモン!」
-
- よっしゃ! オオモノシャケ見っけた「「「カモン!」」」 ……ハイ。戻ります。
干潮のとき
普段よりも足場が広がり、コンテナ・敵の出現位置も遠くに移動するのが干潟です。
できればとっとと駆けつけて、足元をしっかりと塗り固めておきたいところ。
ところで皆さんは、そもそも干潟になったことをどうやって認識していますか?
干潟の見分け方は非常に簡単で、WAVE開始から数秒後に画面下側を見て水位を確認すればよいだけです。
しかしこの方法、クマサンが教えてくれません。
なので自力で気づくかネットで攻略情報を手に入れるかしないと、いつまでも出遅れてしまうのです。
そして初級~中級者帯では、「この情報を知らない」「知っててもまだ身についていない」人がよくいます。
クマサンが教えてくれればいいのにね。
まあ、分かっててもうっかり見逃すこともあるけどね。
ここで役立つのが「カモン!」です。
干潮WAVEだと分かったら、干潟に移動しつつ「カモン!」しましょう。
すると、大体の人はダッシュで駆けつけてます。
- 干潟WAVEでは「カモン!」で戦線を整えよう!
-
- えっと、ここの壁塗っ「いっくよ~!」って干潮かよ!
- ホラガイ鳴ったな~……まあ、最初の1、2体くらいなら参戦しなくても大「カ~モ~ン!」丈夫。あ゛っ!
- とりあえず、速攻で何匹かシバい「カモン!」て……あ、うん。コンテナ周りがいいのね。
オオモノシャケを見つけたとき
オオモノシャケを発見したときに使う「カモン!」も有効です。
とはいえ、見つける度に呼びまくればいいというわけではありません。
オオモノシャケを見つけたときの中でも、主に下記のシーンで使うとよりスムーズにWAVEをプレイできます。
WAVE開始直後に見つけた
「ホラガイの音は聞こえるけれど、シャケはどこ?」ってなったこと、ありませんか?
シャケは数か所ある湧き場所のどこかから出現しますが、見回る順番が悪いとなかなか発見できませんよね。
WAVE開始直後ならそんなにピンチでもなくない?
ピンチになってからではたいがい遅いのよ
WAVE開始直後はシャケの湧きも少なく、どことなくまったり感が漂うものです。
しかし、これがなかなかの落とし穴。
初級~中級者帯で負ける原因に、「金イクラはそこそこ運んだはずなのに、なぜか納品数が足りない」があります。
もちろん、納品意識が低いイカが混ざっていることも原因の1つです。
ただ、「中盤~終盤にかけて倒した分は、みんなそこそこ運んでいた」場合、しょっぱなの納品が足りてないケースが珍しくありません。
低ランク帯は必要な納品数は少ないものの、出現するオオモノシャケも少なめです。
なのでオオモノシャケ1体につき2個の金イクラを運んでも、納品不足に陥りやすくなります。
かといって、海岸から3個の金イクラを毎回運ぶのはさすがに至難の業と言えるでしょう。
そこで重要なのが、WAVE開始直後の金イクラです。
WAVE開始直後なら4人全員でオオモノシャケとザコシャケを掃討し、落ちた金イクラを全部運んでも余裕があります。
なので最初のオオモノシャケを見つけたら「カモン!」でみんなを呼んで、6個納品を目指しましょう。
- 最初に湧いたオオモノシャケを見つけたら「カモン!」
-
- あれ? シャケ見つけられな「カモン!」い……あ、そっち?
- まだかな~? せっかくだから近くに湧くまでこの辺塗っとこ「カモ~ン!」……運べばいいのね。
1人では対処しきれない
オオモノシャケの出現する種類と湧き場所はランダムです。
そのため、湧き方によっては「詰み」が見えてくることも。
カタパッドが3つまとめているんだけど!
ボム間に合わないし、スペシャルも残ってないよ!
リッター持ちのときに、テッパン3体からロックオンされたときのどうしようもなさもひどいと思うの。
ヘビやモグラから逃げている途中でダイバーに降ってこられたり、3体のバクダンがちょっとずつタイミングをずらして攻撃してきたり。
あとナベブタの向こうにバクダンやらタワーやらカタパッドが見えているけれど、ザコシャケが多すぎて近づけないままロックオンされるとかもよくありますよね。
1人では倒しにくいオオモノシャケも、数人がかりでなら何とかなるかもしれません。
運よく近くに余裕のあるイカがいれば、助けに来てくれます。
もちろん、目の前がヤバいときは他の場所もわりとぐっちゃぐちゃになっていることも多いため、過度な期待は禁物です。
ただ、遠目に様子を確認してくれた味方がレーザーとかで援護してくれるケースもあるため、「うわぁ」って思ったら呼んでみましょう。
- 助力が欲しいときには遠慮せずに「カモン!」
-
- 今回はわりとサクサク倒せてるかも。余裕あっていい感「カモン!」じ? ……あっちが余裕じゃなかった!
- ミサイル飛んでくるけど、カタパッドどこに「カモン!」……いた! メガホンレーザー5.1chをくらえ!
テッキュウの砲台を確認した
ヒーローモードの縄跳びステージがこんなところで役立つとは思いもしませんでした。
テッキュウは1体だけならまだしも、2体、3体と増えると一気にコンテナ周りが地獄と化します。
テッキュウは消すべし
殲滅せよ
テッキュウは、一刻も早く消滅させるべき敵です。
とはいえ、奴の体力は1200もある上、他のオオモノシャケとは異なり弱点が存在しません。
まさに、許されざるチートです。
そしてザコシャケを大量に引き連れて出現し、1ターン以内に倒し切れないと一旦海へ戻りやがります。
さらに面倒なのが、次に上陸するまでの間に湧いたオオモノシャケからロックオンされやすい点です。
下手をするとテッキュウを倒し切る前に、ダイバーやヘビに追われて遠くへ追いやられます。
テッキュウ1体だけであれば、自分1人で特攻しても生還することが可能です。
しかし複数体湧いたり他のオオモノシャケやザコシャケに混ざっていたりするようであれば、「カモン!」で味方へ注意を促しましょう。
- テッキュウを倒し切れなそうなら早めに「カモン!」
-
- 砲弾飛んできてるけど、どっちに行ったらいいか分から「カモン!」テッキュウゥゥゥ!!!!
- 「カモン!」なんかあっちで呼んで……テッキュウゥゥゥ!!!!
金イクラを拾ってほしいとき
金イクラは一度に1つしか持てません。
お手玉のようにすれば2~3個をテンポよく運ぶこともできますが、それは通り道が十分に塗られていてこそです。
また、イクラの落ちている場所によっては味方から見えていないことも。
目の前に金イクラがたくさんあって、1人だと運びきれない・運ぶのに時間がかかりすぎるときは「カモン!」するのも1つの手。
ただし、金イクラの落ちている場所や戦況によっては、誰も来てくれない場合がある点に注意が必要です。
もし戦況に余裕があれば、呼ばれた場所を確認するくらいはしてくれます。
金イクラ! ここにいっぱいあるよ!
コンテナ周りにもたくさんあるから、わざわざ取りに行かなくていいよ。
ちなみに、自分が遠くで「カモン!」したら反対に「カモン!」を返されるときは、だいたい「コンテナ周辺にあるから帰れ!」って意味です。
テッキュウを倒した後に砲台で金イクラを送っているときに「カモン!」が聞こえたら、人手不足。
コンテナ周りに金イクラがあるのに、納品役とシャケシバき係が足りない場合の「カモン!」も大事です。
- 「カモン!」で納品できれば時間切れを回避できるかも?
-
- 納品数がヤバいかも? どっかに金イク「カモン!」……助かる!
- よし! ちょっと余裕出てきたかな「カモン!」……あ、今のうちに運んどく?
特殊WAVEで味方を集めたいとき
干潮以外の特殊WAVEでも、「カモン!」は重要です。
それぞれの状況に合わせて、忘れず呼びかけることでクリアに近付きます。
霧
霧が発生すると、周囲一帯が濃い霧に包まれて見通しが悪くなります。
しかも通常WAVEとは異なり、ザコシャケが湧いたポイントからオオモノシャケも来るとは限りません。
そのため、いつもよりオオモノへの対応が後手後手に回りがち。
特につらいのが、テッキュウやカタパッドといった海岸勢の発見が遅れることです。
最初に湧いたオオモノシャケを見つけたときはもちろん、倒し切れない海岸勢を見つけたときは早めに「カモン!」でお知らせしましょう。
あとキンシャケが金イクラをたくさん落したときも、早々にみんなを呼び寄せて一気に納品すれば生存確率を上げられます。
カンケツセン
カンケツセンの当たりは、出現場所がランダムです。
運が悪いと見つけるまでのタイムロスが大きくなる上、遠方にばかり出現されると納品が間に合わなくなりがち。
初級~中級者帯であればザコシャケの数はそこまで多くないため、いかに早く出現場所を見つけるかがカギです。
キンシャケが出現すると「当たりの音」が鳴るものの、離れているとどこにいるかが分かりません。
なので、当たりを引いたら即座に「カモン!」で知らせ、みんなでキンシャケをシバきましょう。
ドロシャケ噴出
ドロシャケもカンケツセンと同じく、どこにどのドロシャケが噴出するかランダムです。
端っこに噴出されると気づきにくいため、見つけたら「カモン!」でお知らせしましょう。
また初めは1体だけですが、WAVEの中盤からは2体以上出現します。
基本的にはコンテナの近くから倒したいものの、先に出たのが海岸だと端っこに集合しがち。
うっかりするとコンテナ近くがザコシャケでえらいことになるので、早めに対処したいところです。
みんなが遠方のドロシャケに夢中気づいていないときも、「カモン!」でお知らせしましょう。
ラッシュ(ヒカリバエ)・グリル
ラッシュやグリルは失敗しやすい特殊WAVEです。
理由としては技術の未熟さとか知識の有無とかもありますが、初動のミスも少なくありません。
スプラ3は公式の攻略情報が少ないため、それぞれが入手した情報をもとに動きます。
ところが、なまじプレイ人口が多くそれぞれ得意なスタイルが異なるせいで、攻略情報は「諸説あり」状態に。
ラッシュ・グリルに関しても、よいとされるポジションや立ち回りがマップごとに複数あります。
例えば、アラマキ砦では「高台派」と「コンテナ横派」に大別できますよね。
みんなが同じ定石をもとに動ければよいのですが、野良だと誰がどの攻略情報を持っているか分かりません。
ここで困るのが、「複数の攻略情報を持っている人」です。
中級者だったら、高台でもさばけるんだっけ?
でも、あの人コンテナの近くにいるし、あっちに行った方がいいかな?
あれ? これラッシュじゃん!
やっべ! すぐ高台へ移動するわ!
ちょ! コンテナじゃないの!? ……ギャッ!
あと、全員が「どっちかな~?」って迷っているうちにWAVEが開始して、体勢を整えられずに全滅とか。
なので、ラッシュ・グリルだと分かったら「自分がこっちで対応したい」ほうへ移動して、「カモン!」で1票を投じましょう。
複数の情報を持っていても、ある程度の人は(しぶしぶだとしても)多数派に参加してくれます。
逆に自分が少数派だったときは、多数派のやり方に合わせることが大切です。
ここで意地を張っても無意味なので、別の攻略法を練習する機会だと思っておきましょう。
- 初動が統率されていないと感じるときほど、「カモン!」を使おう!
-
- 敵(当たり)はど「カモン!」 こ~? って真逆だった!
- 今回はローラーもいないし、どこで対「カモン!」応……コンテナ横かぁ。高台がよかったけど、みんな集まってるからそっちで頑張ろう。
ウキワの位置が分からない(遠すぎる)とき
すぐ近くでデスしたときやシャケの数に余裕があるときであれば、多少遠くても物陰にいてもすぐに見つけられます。
しかし、視界がシャケで埋まっていたり対岸でデスされたりすると、どこへ向かえばよいか分かりませんよね。
あと、方向は分かっていても出向ける余裕がないケースも珍しくありません。
ごめ~ん。助けて~。
へ~るぷ~!
どこにいるの? って、遠っ!
さすがに対岸までは行けないって! そっちから来て!
シャケをシバきながらウキワを探したり遠くまで迎えに行ったりするより、向こうから来てもらったほうが救助できる可能性は高くなります。
味方がデスした方向が分からないとき、遠すぎると感じたときは迷わず「カモン!」を押して呼び寄せましょう。
- 「ヘルプ」と「カモン」でお互いの位置を共有しよう!
-
- デスしちゃったからインク投げてもらいたいけど、どこに味方いる「カモン!」の~? すぐ行きます!
- 海岸だけど金イクラあるからこっちで起こしてもら「カモン!」いた……あっハイ、コンテナのとこ行きます。
おわりに
サーモンラン:カモンの心得|呼ばなきゃ味方は気づけない を紹介しました。
マップを確認できないサーモンランでは、状況を把握できる範囲が限られています。
砲弾の飛んでくる方向や当たりを引いた音で判断可能ではあるものの、それは戦況に余裕があってこそ。
クマサンが教えてくれない情報に関しては、攻略法を知らなければどうしようもありません。
持っている情報や経験に差があるのが、初級~中級者です。
まごついているイカを見かけたら積極的に呼びかけ、行動を促しましょう。
「カモン!」で多少なりとも連携力が上がれば、クリアできる可能性も高まります。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。