- 椅子についている肘掛けの高さが足りない
- 肘掛けの高さをちょうどよくして身体の負担を軽くしたい
- どんなアームレスト調整グッズがあるのか知りたい
肘掛けが低すぎて、肘が肘掛けに乗らない……。
肘掛けを利用すると体が傾いちゃう……。
量産型のオフィスチェアやデスクチェアって、微妙に自分の身体と合わないことが多いですよね。
椅子の肘掛けは休憩中に身体をもたれさせる以外に、作業中の負担を軽減する大事な役割を果たします。
仕事や趣味で長時間パソコンを利用するなら、ぜひとも肘掛けは有効活用したいものです。
今回は、肘掛けの高さを調整する方法や、おすすめのアームレスト調整グッズを紹介します。
理想的な肘掛けの高さはどのくらい?
そもそも、肘掛けはどのくらいの高さにすればいいの?
肘を90度に曲げてちょうどよく乗る高さが理想的です。
パソコンで作業する際に理想的な姿勢は、キーボードが基準です。
キーボードの高さに対して手首から肘が平行になり、肘が90度以上になる姿勢がよいとされます。
「引用・出典:富士通株式会社」
まずはこの基準に合わせて椅子の高さを調節し、背筋を伸ばして座ってみましょう。
そのままキーボードに指を置いた状態で肘がしっかりと肘掛けの上に乗り、かつ肩が上がっていなければ問題ない高さです。
反対に肘と肘掛けの間に隙間ができていれば、肘掛けの高さが足りていないことになります。
デスクワークで肩や首が凝りやすい人は、一度椅子・机・肘掛けの高さを見直すことが大切です。
肘掛けの高さが足りない場合の対処方法
正しい姿勢を取ると、肘掛けから肘が浮いちゃうよ!
そんな場合の対処方法は、下記の6種類です。
興味のある項目をチェックしてみてくださいね。
調節レバーを探してみる
椅子の種類によっては、アームレストの高さを変更できるレバーが付いています。
また、ネジを止める場所でアームレストの位置を調節できる場合も。
まずは、今使っている椅子のアームレストが調節できるタイプかどうかを確かめてみましょう。
アームレストの調整グッズを利用する
アームレストが固定されてて高さの調節なんてできないよ!
そんなときは、アームレスト専用のクッションが便利です。
肘置き部分が硬くて痛いときにもおすすめですよ。
ここでは、アームレストの高さ・硬さ調節にぴったりのクッションを紹介します。
ヒジラクダ:ひじ掛けクッション 高さ調節可能タイプ
- 2~12cmまで2cm刻みで土台の高さが調節できる
- 中身のスポンジを入れ替えられる
- 日本国内産かつ手作り
人によって、あるいは椅子によっても付け足したいアームレストの高さは違いますよね。
こちらの「ヒジラクダ」は、2cm刻みでアームレストの高さを調節することができます。
まず、クッション部分が2cmあり、厚さ2cmの土台4枚、6cmの土台2枚がセットです。
これだけあれば、大体のアームレストに対応できます。
座布団を買い足しても、後から土台を付け足せるね!
また、硬めのクッションを使用しているため、体重を預けてもアームレストに肘がぶつかるほどつぶれません。
サイドファスナーが付いているので、クッション部分のスポンジも交換できるのが嬉しいですね。
難点を上げるとすれば、土台部分の見た目が少し悪いことでしょうか。
ちなみに、「厚さは12cmも要らないなぁ」という場合には、+2~6cmタイプ
Enich agent:ひじ置きクッション 低反発
- 低反発タイプ肘置きクッション
- カバー部分は取り外して洗濯可能
- 日本国内の試験機関で品質試験済み
肘置きに硬さより包み込まれるようなフィット感を求める人におすすめなのが、低反発タイプの「Enich agent ひじ置きクッション」です
この肘置きクッションに使用されているのは、低反発のウレタンクッション。
低反発といえばへたりやすいのがネックです。
毎日何時間も使うのに、そんなホイホイへたったら困るよ!
このクッションは日本国内の試験機関で品質試験済みです!
「Enich agent ひじ置きクッション」は、「80,000回使用してもへたれる確率は0.5%」という高品質な記録を出しています。
カバー部分の着脱は簡単なので、頻繁に洗濯できるのも嬉しいところですね。
厚さ5cmのLサイズ
Shinnwa:肘掛けクッション 高反発
- 高反発タイプ肘掛けクッション
- カバー部分は取り外して洗濯可能
- マジックテープ式で調節しやすい
肘置きには柔らかさよりもある程度の弾力が欲しい人におすすめなのが、高反発タイプの「Shinnwa 肘掛けクッション」です。
そこそこの弾力は欲しいけど、肘を置いても、痛くない?
触り心地や通気性など、ちゃんと使い心地も考えられていますよ。
「Shinnwa 肘掛けクッション」は、内部に高反発ウレタンを採用しつつ、表面には肌触りがよいやわらかめの生地を使用しています。
カバーには滑り止めが付いており、マジックテープ式なのでアームレストにしっかりと固定することが可能です。
また、カバーの着脱も可能なので、いつでも洗濯できますよ。
長さ30cmのLサイズ
なお、厚さはどちらも4cmです。
アームレストを後付けor交換する
肘掛けの重要性はわかったけど、そもそもアームレストがついていないよ!
そんな場合は、アームレストを後付けしてみてはいかがでしょうか。
使用している椅子によっては、アームレストを後付けできます。
特に、アームレストの「あり・なし」を選べるタイプだった場合は、同一メーカーから肘用のパーツが販売されていることがほとんどです。
Amazonなどでメーカー名・型番で検索してみると、交換&後付け可能なパーツが見つけられるかもしれませんよ。
そもそも、今の椅子ってアームレストが付けられるっけ?
そんなときは、とりあえず今使っている椅子の裏を見てみましょう。
アームレストが取り付けられる椅子なら、座面の裏に固定用のネジ穴が開いています。
同一メーカーの肘パーツが見つからない場合でも、ネジ穴の数や位置が合致すれば流用が可能です。
アームレストを後付けする場合は、上下可動式を選ぶことをおすすめします。
いっそ机に取りつける
家の椅子にはアームレストを取り付けられるところがないよ!
椅子が駄目なら机に付ければいいじゃない。
アームレストには、机に取り付けられるタイプもあります。
FUGEST:アームレスト
- 中央部分が凹んでいる
- 使わないときは折りたたみ可能
- 机の端に挟むだけで取り付けられる
椅子にアームレストが取り付けられない場合は、机に設置してしまうのも一つの手です。
「FUGEST」のデスク用アームレストは、机の厚みが1~6cmであればクランプ式で簡単に取り付けられます。
何か真ん中が凹んでない?
ここに身体を入れると、肘が程よく乗るようにデザインされています。
肘置き部分は柔らかく弾力のある素材を使用しているので、長時間の作業でも腕を痛めにくいのがいいですね。
エアリア:アームスタンド CA-700
- 高さ・長さの微調整が可能
- ゲルパットで腕の負担を軽減
- 耐荷重は11kg
肘の理想的な角度は90℃以上ですが、実際にどの角度がちょうどいいかは人によって違いますよね。
基本的にアームレストは椅子や机に固定されているので、肘を置きたい高さや場所の自由度は少なめです。
理想論じゃなくて、感覚的な問題なんだよ~……
「エアリア アームスタンド CA-700」はマルチ関節を採用しているため、自分の好きな位置に肘を置けますよ。
耐荷重は11kgなので、一般的な人の腕はしっかりと支えることが可能。
厚みが1.7~4cmの机に取り付けることができます。
肘置き部分がゲルパット仕様になっているのも嬉しいですね。
腕の長さや椅子と机の距離に合わせて、最も快適な場所に肘を置きたい人におすすめです。
番外編:キーボードの位置を下げる
椅子とアームレストの高さはちょうどいいのに、机が高くて肘の角度が90度以下になるよ!
机だけが高い場合は、キーボードの位置を下げましょう!
アームレストに程よい高さは、キーボードに手を置いたときに肘が90℃以上になる高さです。
しかし机自体が高すぎると、アームレストの高さと肩の位置がちょうどよくても肘の角度が90度以下になってしまいます。
椅子の座面を高くすることもできますが、そうすると今度は床に足が付かなくなる場合も。
フットレストという選択肢もありますが、机にキーボードトレイを後付けすることで肘の角度をちょうどよく調整できます。
Klearlook:キーボードトレイ スライド式
- 大型なのでキーボードとマウスの両方を置ける
- 使わないときは机の下にしまえる
- 机に穴を開ける必要がない
「Klearlook」のキーボードトレイは、普通の机やテーブルにトレイを取り付けてパソコンデスクのようにできます。
使うときはいいけど、わりと邪魔じゃない?
使用しないときはキーボードやマウスを乗せたまま、くるりと回転して収納 できます。
クランプ式なので、机にネジ穴を開ける必要がありません。
机の厚みは、9mm~67.8mmまで対応。
机の作業スペースが足りない場合のスペース増設としても便利ですね。
タオルで高さを調節する
とりあえず、今すぐ肩や腕の負担を減らしたい!
買って失敗する前に変化があるか試してみたい!
そんな人は、ひとまずタオルで自分に合った高さを作ってみましょう。
必要な材料は、タオルとタオルを固定する紐の2種類だけです。
アームレストにタオルを巻き付ける
巻いたタオルをひもなどでアームレストに固定する
しばらく使用してみて、身体が楽になったと感じたら便利グッズに切り替えてみてもいいかもしれませんね。
おわりに
短時間の作業なら肘掛けなしでも負担は少なくて済みます。
しかし、長時間のデスクワークとなると、やはり肩や腕への負担は最小限に抑えたいものです。
アームレストを利用すると、肘や腕を理想的な角度と高さに保ちやすくなります。
いきなり既製品を購入するのは迷う……という人は、ひとまずタオルで代用してみてはいかがでしょう。
実際に楽だな、と感じられたらよいものを選んで購入すると作業効率が上がるかもしれませんよ。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。